プレモフォージングとは?
press(プレス)、modeling(形作る)、forging(鍛造)から作った造語です。
金属の板から作るプレス加工と金属塊からつくる鍛造加工を融合し、プレス機で鍛造品のような形を作る工法の事です。本来一般板金加工の断面は板厚が厚くなるほどダレが発生します。製品要求によってはダレが許されない場合があり、その際は切削加工が追加で必要となります。
当社では追加の切削加工をムダと考えプレス加工(従来のプレス機)で切削後の製品のようにピカピカ断面・破断面ゼロの製品を作製する技術を開発しました。
これにより切削品と比べ、コストを3割~4割削減することができます。
- 様々なプレス断面が可能
- プレスのみでピカピカの断面に
- 歯車もプレスのみで可能
- 非常に精密な形状も可能
プレモフォージング工法のメリット
- 従来のプレスで加工可能 ※専用プレスは必要ありません。
- 量産性に優れている
- 大幅なコスト削減
- 精度は切削並み
- 鍛造のような形状に加工可能
工法比較
工法 | 量産性 | コスト | 精度 | 設備 |
---|---|---|---|---|
プレモフォージング | ◎ | ◎ | ○ | ◎(従来のプレス機で可能) |
ファインブランキング | ○ | ○ | ○ | ×(専用設備必要) |
鍛造プレス+切削 | △ | △ | ◎ | △(鍛造プレス+切削機が必要) |
◎非常に良い ○良い △あまり良くない ×悪い
切削加工によりコスト低減が図れない。プレス品で製品精度を出したいなどご要望がありましたら、半谷製作所営業部までお問合せ・ご相談下さい。